日本被団協のノーベル平和賞受賞おめでとうございます
先月10月11日、日本被団協(正式名称・日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル平和賞を受賞しました。遅くなりましたが、あらためてノーベル平和賞受賞おめでとうございます。長年にわたって核の被害、核廃絶を愚直なまでに世界に向けて訴えてきた活動が認められたことは、日本の平和活動の誇りです。また被爆者の方々にとってどれほど大きな喜びとなったでしょう。「核の被害は自分たちだけで十分だ」という血の涙が報われたのです。
お聞きになった方はお分かりになると思いますが被爆体験は筆舌に尽くしがたいものです。私が人前で話す際に必ず言うことは「今、目の前で話されている被爆者の方はお年寄りですが、被爆時は子どもだったのです。10歳にも満たないような子ども、中学生、高校生の時に被爆に遭い、そこからずっと数十年もその苦しみを抱え続けて生きてこられたのです」と。
話されている方は被爆者のごくごくほんの僅かな方々です。大多数の被爆者は思い出したくもないことなのです。本音としては人前で話したいとは思っていなかった方も少なくないのです。トラウマを抱え苦痛に耐えながら被爆者の方々は話されているのです。
これからますます被爆者の方から直接被爆体験を聞く機会は少なくなってきます。もし被爆体験を聞く機会ができた際は貴重な被爆体験を聞くことを当たり前と思わず、どんな思いで話されているのか、ということを少しでも想像してから聞いていただけたらと感じます。
ほんの僅かばかりですが、在韓被爆者や日本にいる被爆者の方々とお付き合いをさせていただいている者としては、被爆体験を日本のみならず世界に出向き被爆体験を一人ひとりに訴え続けて来た被爆者の方々の思いが被曝80年を前にして大きく花開いたと感じています。被爆者が被爆の実相を訴え続けているからこそ核兵器は79年間、使用されていなかったのだと思っているからです。被爆者がノーベル平和賞を受賞した今こそ、日本政府は核兵器禁止条約への批准という行動をおこすべきなのではないでしょうか。日本政府の行動があってこそ初めてこの度のノーベル平和賞が生きてくると考えますし、被爆者の思いが叶うのです。
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