« 2017年を振り返って | トップページ | ヒロシマの記憶を伝えるということ »

2018年1月12日 (金)

2018年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

折り鶴といえば世界的に平和のシンボルとなりましたが、恐らく広島発ではないかと思います。被爆した佐々木貞子さんが病気回復の願いを込めて作ったのが折り鶴でした。残念ながら佐々木貞子さんは亡くなりましたが、折り鶴は平和のシンボルとなったのです。広島の平和記念公園には折り鶴があちこちに飾られています。これは世界中の方々が戦争で亡くなった方への鎮魂の気持ちと平和を願って一つひとつ折ったものです。私は平和記念公園に来て初めてこれらの折り鶴を見た時、その数の多さに驚きました。そしてこの折り鶴はどこに収められているのだろうと思いました。「原爆の子の像」だけで年間約1,000万羽、10トン以上にも上る折り鶴があるそうですから、その扱いも大変なものだと思います。

 

以前はこの折り鶴は焼却処分されていたといいます。しかし再生利用できないかという声があがり、広島市は「折り鶴に託された思いを昇華させるための方策」として2011年から検討を始めました。広く市民からアイデアを募集し、現在まで様々な活用を行っています。現在まで、8月6日に行われる灯篭流しに使われる色紙への再生や折り鶴モザイクアート、展示など多様な方法で人々に活用され、多くの人々の目に触れられています。平和を希求する人々の思いが形となっているのです。

 

昨日、この折り鶴の新しい利用がニュースになりました。県中小企業家同友会の有志が再生紙を使ってノートを作り、海外の子どもたちに無償提供するというのです。すでに3ケ国から申し込みがあるようです。ノートには原爆の子の像のモデルとなった佐々木貞子さんの紹介や被爆直後の市内の様子も掲載されているといいます。原爆の恐ろしさと平和の尊さがノートを手に取った子どもたちに伝わるのです。ノートには折り紙が1枚入っているといいます。折り鶴が作れるように図入りで折り方が解説されているそうです。2018年が戦争のない平和な年になるよう折り鶴は世界に羽ばたこうとしています。

 

 

 

 

 

 

 

|

« 2017年を振り返って | トップページ | ヒロシマの記憶を伝えるということ »

広島から」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/400359/72673631

この記事へのトラックバック一覧です: 2018年、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。:

« 2017年を振り返って | トップページ | ヒロシマの記憶を伝えるということ »