東京近郊の小さな原爆資料館「八王子平和・原爆資料館」
明日12月8日は日本軍が真珠湾攻撃を行った日です。このたび安倍総理が日本の現職の首相として初めてハワイに慰問に行くようです。アメリカと日本はわずか71年前まで敵同士で戦争をしていました。真珠湾攻撃の先にアメリカによる広島、長崎の原爆投下があります。原爆が世界に与えた恐怖は大きなものでした。そして広島、長崎の今日の復興は世界にとって希望となったと思います。オバマ米大統領と安倍総理は対談をするようですが、核兵器のない世界、戦争をしない、世界のどこにも戦争をさせないことを誓えるような話し合いになってほしいと願います。
今回は八王子にある小さな原爆資料館のご紹介をします。今年の秋、東京に行った際、たまたまこの資料館のことをお聞きし尋ねました。小さな資料館ですが、中身はぎゅっと詰まっています。
資料館の正式名称は「八王子平和・原爆資料館」で1997年に開館しました。八王子市内にお住いの被爆者と市民の手で作られました。資料は広島、長崎の被爆者の手記や原爆に関する本、写真集、修学旅行の記録集など2000冊を超える書籍を所有しています。このほかに原爆瓦や熱線で溶けた皿、被爆により血で染まった服などの現物もあります。これらは被爆者の方や遺族などから資料を提供されています。また原爆関連だけではなく、平和に関する様々な資料も所蔵し、平和をテーマにしたアート作品も展示されています。
こちらの資料館の特徴は原爆に関するものが一つの場所で探すことができる点です。図書館などに行くと、写真集は写真集のコーナーに、小説は小説のコーナーに、学術的資料は専門書コーナーに分かれています。しかしここでは同じ場所で探すことができますから、気になったものをすぐ手に取ることができます。資料館は小さなスペースですが、分かりやすい書棚の陳列になっています。在韓被爆者の本も少しですがおいてありました。
私が見せて頂いて驚いたものは陶器の手榴弾でした。最初に見た時は一輪挿しの花瓶かなと思いました。太平洋戦争の終わりころ、日本は金属物資がなくなりとうとう陶器で手榴弾を作ることになったそうです。見せて頂いたのは小さくて丸い形をした四式陶製手榴弾です。陶器で手榴弾を作るほど切羽詰まっている時点で、やはり日本は負けることは必至だったのだと感じました。実は埼玉の河原には今もこの陶製手榴弾のかけらがたくさん残っているようです。
同資料館では企画展なども行っています。東京近郊にお住まいの方、是非、立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。まずはHPをご覧ください。
「八王子平和・原爆資料館」
http://hachioujiheiwagennbaku.web.fc2.com/
| 固定リンク
「戦争」カテゴリの記事
- 戦時中の朝鮮半島の人々の遺骨(2019.11.30)
- 立岩ダムのフィールドワークに行ってきました(2019.11.08)
- 歴史の現場を歩く~安野発電所フィールドワーク(2019.10.31)
- 「閉ざされた記憶 ノーモア南京展」のこと(2017.07.26)
- 東京近郊の小さな原爆資料館「八王子平和・原爆資料館」(2016.12.07)


最近のコメント