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2007年6月 4日 (月)

つくる作業は削る作業

私は不思議と飛行機雲を見ていると、気分がよくなります。今日の広島はとても天気がよくて、飛行機雲がたくさん出ていていい1日でした。先週は撮ってきた結婚式等の編集で1週間があっという間に過ぎてしまいました。ビデオの編集作業をしていると「ああもっと長く撮影しておけばよかった」とか「あの場面を撮っておけばよかった」とか後悔することしきりで嫌になってしまいます。それでもなんとか作業を進めるのですが、物を作るということは削る作業だなあと、しみじみ思います。私が編集プロダクションに入った当初、先輩から「取材してきただけを書いたのでは記事にならない。10聞いても書くのは1か2と思って聞いてこい。削って削って書くのが記事なのだ」と言われました。以来私は聞けることは何でも聞くようにしています。実際に書くために必要なことはほんの僅かですけれど、その背景にどれだけのものがあるかで、文章が違ってくるのは確かだと思います。取材のために撮影、編集していると、文章を書くときと同じだなあと思うことがあります。あの場面があって、この場面、この表情、といった流れがあるからです。テレビや映画などをただ見ていた頃は、書く作業と同じような部分があるとは思ってもみませんでした。私は映像に関しては学校に行ったわけでも、プロの現場にいたわけでもないので、私のやり方は違っているかもしれませんが、基本的な部分ではそう変わりはないのではないかと感じます。作る作業は削る作業というのは、何も書くことや映像編集する場面だけではなくて、ベランダで育てているバジルにでさえ感じます。毎年、種からまいているのですが、まきっぱなしでは大きくなりません。立派なバジルに育てるには間引きが必要だからです。小さい種からたくさん出た芽をほとんど抜いてしまい数本にする。選ばれた数本は成長してたくさんの葉と種をつけます。ただバジルの場合、文章や映像編集と違うところは間引きした新芽たちは、朝のサラダになって登場するということ。出た芽はすべてしっかりいただき捨てるものはないのです。

 

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